お客様の声

モニター参加者の声

モニター参加者様より(40代 男性)

以前から水道トラブルの際にはお世話になっており、
対応後の世間話中にスマートトイレのことを知りました。

その際、静岡県での施工事例が無かったこともあり、
SCL事業部でモニターを募集しているということで、
お言葉に甘える形で参加させていただくことに。

当時、がん闘病中の母親と生活していたのですが
日常生活で誰かの介護が必要というような状態ではなく、
特に迫られる形でのモニター参加ではありませんでした。

ただ、昔から母は夜中にトイレに起きることが多く、
加えて目も悪かったこともあり、転倒によるトラブル予防や
今後のことを考慮して、私から導入を勧めました。

部屋の中にトイレのある暮らしと聞いて
ネガティブなイメージを持つ人間は多いでしょうし、
それが普通の反応だと思います。

実際、導入前は母親も乗り気ではありませんでした。
あくまで「モニターとしての導入」であることを説明し、
設置されたのに全く使わなかったという感想であっても、
それも1つのモニターからの意見なのではないかと説明し、
無理やり説得して導入させたのがとても印象に残っています。

導入を嫌がる理由も参考意見の1つだと思うので
母親から導入を反対された大きな理由が

「闘病生活を続けていると必然的に体が衰弱し
家の中で工事が行われるという行為自体がストレス」

これは非常に共感出来る部分でもありました。
闘病中というのは全般的に神経質になりがちです。
自室でトイレの増設工事が行わるということに対し、
真っ先に嫌悪感を示していたのです。

しかし、スマートトイレの場合は特に大きな工事が必要なく、
通院で家を空けている程度の時間で施工が可能なほか、
設置後も稼働範囲内で自由に移動することも可能。

壁に穴を空けるのではなく、窓を加工することで対応。
こういった汎用性は実際に導入しなければ気付けず、
最初は嫌悪していた母親もその汎用性に理解を示し、
病院から帰ってきたら工事が終わっていたという事実に
良い意味で目を丸くしておりました。

導入後、最初は自宅のトイレを使用していた母親ですが、
季節が夏場に差し掛かると、若干蒸し暑いトイレではなく
エアコンの効いた環境の方が体に負担が掛からないらしく、
徐々にスマートトイレを利用するように習慣が変化。

スマートトイレ導入から3ヵ月が経過する頃には
「導入してくれて本当に良かった、ありがとう」
という感じで、喜ぶ声が聞こえてくるようになりましたね。

残念ながら母は闘病の末、他界してしまいましたが
亡くなる直前まで自分の足でスマートトイレに座り、
一切家族に負担をかけることもなく、調子が良いときは
主婦らしくニコニコしながらトイレを磨いていました。

移動式水洗トイレと聞いて、
最初からポジティブなイメージを持つ人は少ないと思います。
しかし、今回のモニター経験を通じて
色々なことを学ばさせて頂いただけでなく、
最後の最後まで母との関係を良好に築けました。
NK設備さんには本当に感謝しています。

そして、普段は当たり前すぎて気付きませんでしたが、
トイレという存在がどれだけ重要なモノであるのか、
私自身が再認識する良い機会となりました。

2Fのトイレ増設という形での導入も可能らしく、
設置後に移設することも可能という汎用性の高さもあり、
新築を予定している人にも良い提案になる気がしますね。

家族のため、そして使用する本人のためにも
スマートトイレが普及していって欲しいなと思います。

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