みなさんこんにちは。1年で最も寒い時期となりましたが、例年より暖かな日が続いています。
さて、今回は昨年に続き、小学5年生を対象として 『福祉と防災避難所でのユニバーサルデザイン』についての講話を行いました。
あらためて、皆様にもお伝えします。災害が発生した時を想定し、必ず家族と避難所や待ち合わせ場所を決めてください。
これは生徒に一番伝えたいことでした。
吉田町内には15基の避難タワーがありますが、どれも階段式で車椅子ユーザーでは利用できません。防災課に確認しても「車椅子ユーザーは想定外のため、近くの人が担いで助けてください。」とのこと。避難所や災害時の仮設トイレの状況も車椅子ユーザーにとっては利用できない現状も多々あるようです。
もっとも防ぎたいことは災害関連死。(避難後のストレスや病気により命を落とすこと)
ユニバーサルデザインの すべての人(性別、年齢、障害の有無、国や人種)に安全で使いやすいは、まだまだ発展途上です。
過去の災害時の事例紹介や、車椅子の実体験をとおし生徒たちと体験し考え、学んでいく時間ができました。
モノとコト、目に見えるハード面、目に見えないソフト面が声掛けや工夫で思いやりの形となり、命を助けることに繋がります。
あたりまえに設計段階からユニバーサルデザインを取入れる意識が今日の子供たちに伝わり、将来的によりよいまちづくりに発展できればと思います。
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